漫画「なまいきざかり。」全巻買ったらいくら？まとめ買いの最安値は？

「なまいきざかり。」は、高校バスケのマネージャーをする由希が、バスケ部後輩の成瀬に知られたくない弱味を握られたことをきっかけに毎日振り回され、そこから今まで見えていなかった自分の事やまわりのことに気づいて成長をしていくお話です。

主人公の由希は、とても真面目で所謂「いい子」として成長し、6人兄弟の長女としていろんなことを我慢し、自分の気持ちを隠して無かったことにしながら生きてきました。そして、何事もトラブルなく済ませるよう、手際良く段取りを組み完璧にこなし、常に我慢をしていました。そんな真面目な由希が後輩の成瀬に出会い、振り回される中で次第に自分の気持ちに正直になっていく成長が、とても温かくて好きな漫画です。

さりげなく成瀬が由希の負担を減らせるようにカバーをしていたり、それを押し付けない優しさがとても素敵です。成瀬自身もそれまではなんとなく全てをそつなくこなしてきて、何かに熱中するといくことがなかったけれど、由希に出会ったことで自分の目標や何かに夢中になる心を持つようになり、お互いに足りないところをうまく補いながら、一緒に成長しあっている姿がとても良いなと思います。最後の最後まで成瀬には振り回されっぱなしではありますが、とてもお似合いの2人だと思います。

この漫画を読み始めたきっかけは、個人的にバスケをスタイルにした漫画が好きだからでした。スラムダンクとか本当に大好きなマンガの1つでした。読み始めた時の感想は、「惹き込まれる」という思いです。気になって気になって、最初から最後まで、一気に読んだ作品です。おかげで徹夜した記憶があります。

久しぶりの高校生の主人公達から、言ってしまえば先輩後輩の関係やマネージャーと選手の関係など、設定は普通だと思います。ですが、この漫画の面白さは、どのキャラも1人1人が個性的で面白すぎる事だと思いました。メインキャラ以外のサブキャラ達がどうなっていくのか、こんなに気になる漫画は、この漫画が初めてでした。

作家さんがすごく丁寧に、1人1人の設定と背景などを考察し作り上げているんだなと感じました。メインキャラ達の恋愛模様だけでなく、サブキャラ達の動向も楽しめ、話のテンポも良く、魅力的なストーリーばかりでどのシーンも飽きがこない作りになっておると思います。あと、個人的に苦しいシーンや逆恨みや逆情した感情、いじめなどのシーンが入った漫画は苦手なのですが、そう言った要素がない事も大好きな理由です。笑のセンスもあり本当にいつ読んでも最高な漫画です。

「なまいきざかり。」は漫画配信アプリなどで1話、2話が無料で公開されている期間があり、私も試し読みでハマったうちのひとりです。設定は高校生から始まり、大学生、社会人編に続くので、10代、20代の若い世代の読者に刺さる内容になっていると思います。

最初はあまり恋愛に関心のない主人公と、年下で普段は無気力な性格ですが、主人公の前ではアピールが強く強引に甘えてくる男の子の恋愛は少女漫画の王道で、素直にキュンキュンしながら読むことができます。スポーツを頑張る男の子を応援する主人公の姿は全女子の憧れのシチュエーションで、私は中学生の時に読んでいたので、わたしの憧れの高校生像はこの作品によって生まれました。

また、ライバルの出現や、サブキャラの恋愛など、他にも気になるポイントが目白押しで、巻末に載っているアナザーストーリーまでしっかり面白かったです。また、ラブコメディのコメディの部分もかなり強く、登場人物の会話のテンポや、ボケ、ツッコミは読んでいてついクスっと笑ってしまいます。小さな吹き出しや、小さなコマに描かれているキャラクターの表情まで楽しめるので、私は単行本を購入して、何度も読み返して隅々まで楽しんでいます。

なまいきざかり。は、夏目イサクによる日本の漫画作品で、主人公である女子高生のユキを中心に、彼女の成長や苦悩を描いた作品です。登場するキャラクターたちが鮮やかに描かれており、それぞれが持つ個性的な魅力が読者たちに強く訴えかけます。

ユキを始めとする登場人物たちは、非常にリアルで、読者たちは彼らの生きる姿を見て、自分たち自身の人生に重ね合わせて考えることができます。また、「なまいきざかり。」は、現代社会に生きる若者たちが抱える問題や悩みを描いている点が大きな魅力の一つです。就職や恋愛、人間関係など、多くの若者たちが直面する問題に対して、この作品は的確なアドバイスを与えてくれます。

読者たちは、登場人物たちの苦悩や悩みに共感しながら、自分自身の生き方について考えることができます。若者たちの共感を呼び、成長や希望を与える、非常に魅力的な作品であると言えます。登場人物たちが直面する問題や悩みに、作者が独自の解決策を提示することで、読者たちに多くのヒントを与え、自分たち自身の生き方について考える機会を提供しています。全体的に、この作品は、多くの若者たちにとって、心に響く作品となっていることが言えます。

両者共にかなりツン度数が高めのツンデレラブストーリーですが…その分たまにくる、ちょいデレがたまらないです。中高生時代、特有の先輩に対する憧れや手はかかるけどなんか可愛い後輩とか、たったの１・２歳差なのに高い壁に思えちゃう、そんな甘くて苦い記憶を思い出させてくれるような青春漫画です。

体育会系の爽やかさと熱さもありつつ、部活ならではの上下関係やしがらみがまた良いスパイスになっている気がしました。最初からずっとブレない主人公の真面目さと不器用さがもどかしくて、もっとガンガン積極的にいっちゃえー！と背中を押してあげたくなっちゃう時もあったりして、どんどんジワッてきます。割とずっと２人がかっこよくきめてるポーカーフェイスなのに、ヒロインの心境の変化など心の中のつぶやきが多いので突っ込み満載でそれもまた面白いです。

部活のシーンばかりなのに他の部員とのやり取りもテンポ良く楽しめるので飽きません。なかなかのカタブツなヒロインが生意気だけど気になる後輩に振り回されて、本人は無意識だけど心境が少しずつ変化していく様子は可愛いですね。しかも相手がイケメン・長身でスポーツ万能ってポイントもこの漫画の魅力の１つだと思います。